徳山・グラチャンの3連単

徳山グラチャン攻略の鍵は、“スタート”と“2マーク”だ!

徳山で64年ぶりのSG、グランドチャンピオンが開催されます。何と言っても64年ぶりのSG開催ですから、SGの万穴券狙いに関しては未開拓の地です。非常に頭を悩ませましたが、3月に地元の原田篤志から水面特徴&攻略法を教えてもらったのを思い出しました(ありがとうございます。助かりました!)。

レクチャーしてもらった徳山の水面特徴&攻略法を元に、2つのポイントに分けて万穴舟券を開拓しましょう。

ポイント1干満差が大きく、スタートが難しい

「定時定点」って聞いたことありますか? ボートレースのスタートは「○秒前(定時)」に、「○m地点(定点)」を、決まった速度で通過して合わせます。最多勝記録を持つ北原友次さんは「『シチ(7秒前)・ゴ(5秒前)・サン(3秒前)』で位置を確認して、スタートを合わせていた」と話していました。選手は自分のいる位置を景色の見え方で確認しています。大時計だけを見て、スタートをバシッと決める選手はいません。

景色の見え方は、満潮時と干潮時で大きく異なります。徳山は大潮時の干満差が約3.5mもあります。一般住宅用に流通している柱の長さが3mだそうですから、それ以上ということですね。1階から見た景色と2階からの景色ではかなり違うはずです。

開催期間中の潮汐表
開催日 満潮 潮高 干潮 潮高
6月19日(火) 中潮 12:35 262cm 18:52 70cm
6月20日(水) 小潮 13:46 247cm 8:00 121cm
6月21日(木) 小潮 15:14 240cm 9:14 117cm
6月22日(金) 小潮 16:47 246cm 10:28 105cm
6月23日(土) 長潮 18:06 262cm 11:32 89cm
6月24日(日) 若潮 19:07 280cm 12:26 73cm
本場発売締切時刻
レース 初日~
4日目
5日目 最終日
1R 10:37 10:37 10:37
2R 11:06 11:06 11:06
3R 11:35 11:35 11:35
4R 12:05 12:04 12:05
5R 12:35 12:34 12:35
6R 13:06 13:04 13:05
7R 13:37 13:34 13:36
8R 14:09 14:05 14:07
9R 14:42 14:36 14:40
10R 15:19 15:16 15:16
11R 15:58 15:56 15:54
12R 16:40 16:40 16:40

上は開催期間中の潮位と発売締切時刻です。大潮の日はありませんが、それでも1.5m~2mくらいの干満差があります。これだけ差があれば、見える景色も違って当然。スタート展示でスタート勘の修正ができるかが鍵になります。

それは舟券を買う側も一緒です。スタート展示で非常識なフライングをしていたり、ドカ遅れしている選手は危険信号かも? 自分が買うレースのスタート展示は必ず見ましょう。

ポイント22マークの“振り”がクセモノ

徳山の水面図を見ると、2マークがバック側に振られています。原田によると、走り慣れていない選手にとっては、この“振り”がクセモノなんだそう。逆に、走り慣れている今村豊、白井英治、寺田祥にとっては有利な材料なので、地元勢の舟券は安心してビシバシと買いましょう!

遠征勢では当地GI優勝歴がある魚谷智之、坪井康晴、毒島誠、笠原亮がオススメ。いずれもコーナー勝負タイプなので、クセモノの2マークも難なく乗りこなします。

とっておきは、“超”がつくコーナー派の茅原悠紀! 当地通算137走、16節走って優出8回、優勝3回、そのうち2回がGIです。今回もガンガン儲けさせてもらいましょう!

一方、松井繁や原田幸哉は当地を走る機会が少なく、優勝歴もありません。スタート展示で目立たないのに、名前だけで人気になっているときは要注意です。

好モーターのイン戦は1着信頼

徳山はこれまでの傾向から、モーターの機力差が大きいレース場です。良いモーターは何もしなくても出て行くので、そのままの状態でレースをして大丈夫だそうです。調整に頭を悩ます必要がないのは、大きなプラス要素ですよね。

シード番組の影響もありますが、徳山のイン1着率は60%を超えています。1月の64周年では、イン1着率が77.5%もありました。1号艇に評判モーターを引いた選手がいるときは、安心してインから舟券を買ってください。