水面分析

干満差と風の影響を受ける水面

宮島水面の最大の特徴は潮の干満差。ここに風がスパイスとして加わり、臨機応変な舟券戦術が要求される。大会序盤は中潮で、後半は小潮へと変動。3m弱の干満差があるが、引き潮の場合は穏やかになる傾向が強く、大会期間中は後半レースに潮が引く。緩い向い風が吹けば絶好の水面となるだろう。

気温上昇なら南風となるので、向い風となるが、気温低下だと北風が吹くことが多い。この時期は気温変動も激しく、風予想は困難だが、注意すべきは北風。スタンド後方から吹く風となり、風が舞う。選手のスタート勘を狂わせる要因の一つとなるので要注意だ。

舟券は3コースの動き方に注目

舟券はイン主体とはなるが、スリットが揃った時の3コース捲り差しは決まりづらい。向い風なら、3コースは外マイから2マーク差し勝負が無難なスタイル。ただし追い風になると、その3コース外マイもあおりを受ける可能性も高い。特に北風だと1マークは左横風の影響も受け、波乱要素になることもある。

モーターは昨年10月から使用し、今大会で約9ヵ月使用ということになる。

開催期間中の潮汐表
開催日 満 潮 干 潮
時刻 潮位 時刻 潮位
6月23日(火) 中潮 10:39 316cm 17:03 19cm
24日(水) 中潮 11:21 314cm 17:45 24cm
25日(木) 中潮 12:05 309cm 18:29 35cm
26日(金) 中潮 12:54 301cm 19:17 52cm
27日(土) 小潮 13:50 292cm 20:09 76cm
28日(日) 小潮 14:57 285cm 9:01 124cm

最近6ヵ月 進入コース別成績(2019年11月1日〜2020年4月29日/1,404レース)

進入コース 勝率 1着率 2着率 3着率 平均ST 決まり手別1着回数
逃げ 捲り 捲り差し 差し 抜き 恵まれ
1コース 8.15 58.3% 17.1% 8.2% 0.15 783回 - - - 28回 0回
2コース 5.81 13.2% 28.7% 19.7% 0.17 - 37回 - 123回 21回 3回
3コース 5.30 12.1% 20.8% 20.4% 0.17 - 77回 48回 19回 25回 1回
4コース 4.78 9.2% 16.0% 20.9% 0.18 - 63回 33回 23回 9回 1回
5コース 4.14 5.3% 11.3% 17.8% 0.18 - 14回 41回 5回 12回 2回
6コース 3.30 2.6% 6.4% 13.6% 0.19 - 13回 16回 5回 2回 0回

モーター2連率ベスト20(2019年10月・使用開始~2020年5月10日)

順位 モーター
番号
2連率 勝率 優出 優勝 ワンポイントチェック
1 72 58.4% 6.98 8 3 勝率ナンバーワン。パワーも上々
2 45 49.6% 6.23 3 1 G1地区選で前本泰和が乗り開花
3 21 43.1% 5.95 4 1 行き足、出足、回り足は高値安定
4 71 42.1% 6.03 3 1 72号機に匹敵する良機。実戦足◎
4 23 42.1% 5.82 6 1 瞬発力◎もボートとの相性で良否
6 42 41.9% 5.59 4 1 行き足の良さを保てれば好走必至
7 18 41.8% 5.84 6 0 実戦向きの良機も外すと伸び低下
7 68 41.8% 5.67 1 0 行き足、出足上位。伸びがつけば
9 25 40.6% 5.87 6 2 序盤のハイパワー戻ってきた。◎
10 37 39.5% 5.76 2 0 出足は良好。連動すれば回り足○
11 35 39.2% 5.90 4 2 まずまずも伸び不足に悩む場面も
12 24 39.1% 5.63 4 1 好不調激しい。悪くなると伸び↓
13 29 38.4% 5.57 3 1 地区選までは◎も近況は低調気味
14 51 38.0% 5.40 3 2 レース足、行き足がいい好素性機
15 46 37.6% 5.64 1 0 一長一短あるが、合えば動き強力
16 17 37.5% 5.43 3 0 立ち上がりの足が生命線の良機だ
16 61 37.5% 5.38 2 0 握り込み甘く数字ほどの足はない
18 50 36.9% 5.34 3 2 近況の充実度ナンバーワンの逸品
18 53 36.9% 5.25 3 1 序盤の貯金で数字残るが動き平凡
20 20 35.6% 5.29 1 0 行き足回復。乗り味保てれば妙味

●宮島はチルト3度まで使用できます。