例年、夏場にペースを落とす桐生だが、今年は7月浜名湖BR甲子園、8月びわこ周年、大村メモリアルともに優勝を狙える位置にいた。今年の桐生は、ひと味違う。

今年の序盤は低調機を引いて苦戦する場面が多かったが、得たものも大きかったはず。昨年も快進撃の前に低迷していた時期があった。反撃態勢は既に整っている。

今年はクラシック以外のSG4戦で予選敗退。安定感が自慢なだけに不安を残す戦績だが、どこかで必ず挽回してくるのが「井口スタイル」。不調なときほど注意が必要だ。

今年は純地元水面の常滑で周年連覇にオーシャンC優出。プレッシャーと緊張感から解放された今なら、次なる目標「グランプリTR2nd発進」へ向けて力走あるのみ。

戸田クラシックは準優1枠で敗れたが、機歴以上の活躍を見せたのは確かだ。前期は8点勝率をマークしたが、今期はF2を抱えて厳しい状況。この試練をどう乗り切るか。

前回蒲郡大会では、5ヵ月ぶりの実戦復帰で優出するという離れ業を成し遂げた。今年上半期は出走回数不足でB2級に降級したが、1着を量産して存在感を示した。