総展望

四国地区選制した
地元・田村が気合戦!
出場資格の年齢が下がって以降は、さらにSG最前線で戦うメンバーが増えた。V候補は目白押しだが、地元で気合の田村隆信(徳島)に期待する。今年は2月の丸亀・四国地区選を制して3度目の四国チャンピオンに輝いてリズムは上々だ。
選考勝率トップは白井英治(山口)。鳴門戦は昨年末の周年を優勝戦絶好枠で2着惜敗。完全Vを狙った2月の一般戦は優勝戦でフライング…。今大会はリベンジに燃える戦いとなる。
関東ダービーを制して健在ぶりをアピールした濱野谷憲吾(東京)に、積極的な攻撃スタイルが頼もしい赤岩善生(愛知)もV争い。松井繁(大阪)、田中信一郎(大阪)の大阪勢は鳴門周年V歴があり水面相性は
良好。菊地孝平(静岡)も63周年で0台スタートを連発して優勝の実績がある。井口佳典(三重) は大会連覇を狙って迫力のスタート攻撃を披露する。
地元戦での調整手腕がピカイチの林美憲(徳島)は快足に仕上げてシリーズを盛り上げる。そして、地元の岩崎芳美(徳島)を含めた女子勢の軽量を活かしたパワフル戦からも目が離せない。
強い追い風は
センターの出番!
冬場から日替わりで風向きが変わる季節に入るが、まだホーム追い風が多い。その追い風は強さ次第でインを苦しめる。5m前後になるとインは速度を落として回る丁寧なターンが要求されて、3コースの攻めがビシビシと決まる。向い風は季節的にそ
れほど強くない時期でイン中心の組み立て。そして、今節は屈指の内指向が揃う。コース取りから激しい戦いも増えるだけに、穴党にはたまらないシリーズだ。
スムーズな
ターン足に注目!
4月にモーター、ボート、プロペラ全てが更新される。今節は使用3節目で相場は未知数なため、展示気配が重要になる。狭い鳴門水面はクルッと回るターン足が重要なポイントとなり、周回展示ではバックの伸び以上にターンマークをスムーズに回る選手に注目。年間を通じて絶対的なエース機不在の年は続いているが、使い始めの差が大きく出る傾向。序盤で動きの良い選手を枠不問で節間を通して狙うのも一考だ。

