
デビューレーサーTOP4



「リーグ戦も含めて“マスターズ”出場は初めてだけど、メンバー自体は少し前までSGとかGIでずっと一緒に走っていた人ばかりだから行くのが楽しみ。
去年は3月の芦屋70周年で優勝することができたけど、他の特別戦では全然活躍することができなかった。ちょっとツキもなかった1年でしたね。2024年はまだ始まったばかりだけど、下関で今年初優勝ができたし、その後の(下関)69周年も優勝戦(2号艇で2着)に乗れたので今のところはうまく凌げています。まあ、今の状態からリズムを上げていければって感じですね。今年こそグランプリに出たいっていう思いはあるし、そこまで高いハードルではないと思っているので。11月の下関チャレンジCも目標といえば目標だけど、グランプリへ向けての通過点って感じかな。
マスターズCが開催される鳴門の成績は悪くないし、苦手意識はないですよ。デビュー戦の新人らしく優勝を狙って走ります(笑)」

「マスターズC開催当初は、往年の名選手たちのレースをファン目線で楽しんでいました。実際に自分がその年齢に近づくと、自分がGIに出始めた頃のメンバーだし、今でも一緒にGIで走る人たちばかりなので、大会が始まった頃と今ではイメージは全く違いますね。
マスターズ世代とかそういう気持ちはないですね。自分のピークもまだ先にあると思っています。これまで同様、レーサーとして日々進歩という気持ちが常にあります。昨日の自分より、今日の自分、今節よりも次節の自分のほうが強くなっている、という自信を持ってやって行きたい。
鳴門はそんなに得意ではないけど、成績は悪くないですね。久しぶりで手探りな部分はあるけど、攻略へのイメージも沸きますよ。最近の調子も悪くないですしね。
マスターズCは久々に若手のような感覚で行けると思います。初心を思い出して、思いっきりチャレンジする気持ちで臨みたいですね」

「(昨年は夏場に6連続優出2着5回とかありましたが?)2着が多いのは、俺がそういう星の下だから(苦笑)。調整は冬場あたりからちょっとズレが出てきています。オレは伸びより、コーナー足重視だけど、そこがしっかりこない。記念なんか行ったら、エンジンを出せずに凡退する。
(今年は地元でSGメモリアルもありますが?)オレはもういいよ。過去に10回くらい出させてもらったし。そういうのは、若い選手が出ていかないと盛り上がらないでしょう。入れ替わっていかないとおもしろくないしね。
マスターズCへの意気込みなんてないです。鳴門も隣のレース場で、地元ではないし、新兵? そんなのはしないね。そこらへんはキャップ(井口佳典)か、キンタ(金田諭)も出るから任せとくよ。“新兵はやらない”と書いといてください(笑)。
以前とはマスターズもメンバーが違う。シルバー感ないでしょ。だから、普段のGIと思って走るだけです」
「あっという間ではなかったけど、そういう年齢になりましたね。マスターズCは業界の看板を背負ってきた先輩方が多いので、簡単には勝たせてもらえないかな。でも、自分が一番若いって言うことは、生物学的に細胞が一番死んでいないってことですから(笑)。頑張らないとなって思っています。
鳴門は簡単な水面じゃないですからね。イン絶対じゃないし、コース取りも本番ピットから小回りブイまでが近い分、思い切った先輩がいると深くなる。面白いレースになると思いますよ。自分は原点に戻って前付けの先輩がきたらその外から。変な意地は張らないで行きます。
ついに自分がマスターズCって感じですけど、45歳で出場できる点には感謝ですね。鳴門は準地元ですから、まずは盛り上げ役に徹したい。マスターズは1年目が新兵扱いらしいので。田村(隆信)君には『新兵の仕事教えようか?』って言われました(笑)。とにかく、フレッシュな気持ちで楽しみたいですね」