総展望(レディースチャレンジカップ)
賞金トップ・遠藤エミ不在で、
GIIレディースCCを過去8大会中4回優勝し、今年は女子初のSG覇者となった遠藤エミはSGチャレンジCに出場。今大会のV争いは、例年以上に混沌とした6日間になりそうだ。
初日のドリームメンバーの内枠で、V争いの主軸となる平高奈菜(香川)と守屋美穂(岡山)。ただ、不安要素がないわけではない。平高は、準地元である鳴門を走る回数が多い割に、トータルで優出4回に優勝1回と肝心の結果が残せていない。また守屋は、鳴門がデビュー初Vを飾った相性も良い水面なのだが、今年は夏場からの苦戦が影響し、あわや来期A2級落ちの危機に遭遇するなど、試練を味わっている。
それでも、最近の男女混合GIで戦う機会が増えた面を加味すると、実力的に前述の2人の優位は変わらない。さらに、常滑ダービー準優進出の田口節子(岡山)が着実にリズムアップ! クイーンズC連覇に照準を絞り、初日トライアル1枠獲得を狙ってくる。
他のドリームメンバーに目を移すと、香川素子(滋賀)と平山智加(香川)は、V候補としては疑問符がつく。香川はF休みを抱えているし、平山は自身が公言するほど鳴門との相性が良くない。逆に、ドリーム戦6号艇・高田ひかる(三重)の動きが脅威だ。当地は7月の一般戦を捲って優勝した実績もあり、鳴門水面にマッチした走りで、V戦線に十分入ってくる。
最後に、ドリームメンバー以外の注目は、チルトを上げる戦いをする堀之内紀代子(岡山)、秋口に入って好調モードに入った渡邉優美(福岡)は、ともにツボにはまると一気に首位争いに持ち込む可能性もあるので、必ずチェックして欲しい。
GIIレディースチャレンジカップ 歴代優勝者
回 | 開催年 | 開催場 | 優勝者 |
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第1回 | 2014年 | 下 関 | 岸 恵子 |
第2回 | 2015年 | 芦 屋 | 寺田 千恵 |
第3回 | 2016年 | 大 村 | 遠藤 エミ |
第4回 | 2017年 | 下 関 | 遠藤 エミ |
第5回 | 2018年 | 芦 屋 | 守屋 美穂 |
回 | 開催年 | 開催場 | 優勝者 |
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第6回 | 2019年 | 桐 生 | 遠藤 エミ |
第7回 | 2020年 | 蒲 郡 | 寺田 千恵 |
第8回 | 2021年 | 多摩川 | 遠藤 エミ |
第9回大会 鳴 門 優勝戦 2022年11月27日(日)・第11レース |