"ターンの魔術師"中道善博氏
中道 善博 なかみち よしひろ
登録番号2096・22期。1966年、丸亀でデビュー。79年に住之江・オールスターでSG初優勝、翌年には連覇を果たす。彦坂郁雄や野中和夫、今村豊ら全速ターンの時代から、濱野谷憲吾や山崎智也などモンキー全盛の時代と変わっていくなか、最後までSG・GIで戦い続けた。「SG第10回グランプリ」優勝戦の植木通彦(現・やまと学校校長)とのデッドヒートは伝説となっている。1999年12月、住之江・SG賞金王シリーズを最後に引退。現在はボートレース評論家として、レース解説や執筆などを行っている。通算勝率7.19、SG優勝8回、GI優勝30回。
登録番号2096・22期。1966年、丸亀でデビュー。79年に住之江・オールスターでSG初優勝、翌年には連覇を果たす。彦坂郁雄や野中和夫、今村豊ら全速ターンの時代から、濱野谷憲吾や山崎智也などモンキー全盛の時代と変わっていくなか、最後までSG・GIで戦い続けた。「SG第10回グランプリ」優勝戦の植木通彦(現・やまと学校校長)とのデッドヒートは伝説となっている。1999年12月、住之江・SG賞金王シリーズを最後に引退。現在はボートレース評論家として、レース解説や執筆などを行っている。通算勝率7.19、SG優勝8回、GI優勝30回。
SG OCEAN CUP(オーシャンカップ)歴代優勝者
第1回 野中 和夫 | 第2回 熊谷 直樹 | 第3回 松井 繁 | 第4回 田頭 実 | 第5回 西島 義則 |
(1996年・住之江) | (1997年・平和島) | (1998年・三 国) | (1999年・若 松) | (2000年・宮 島) |
第6回 石田 政吾 | 第7回 植木 通彦 | 第8回 辻 栄蔵 | 第9回 田村 隆信 | 第10回 江口 晃生 |
(2001年・尼 崎) | (2002年・若 松) | (2003年・蒲 郡) | (2004年・若 松) | (2005年・桐 生) |
第11回 松井 繁 | 第12回 魚谷 智之 | 第13回 松井 繁 | 第14回 菊地 孝平 | 第15回 石野 貴之 |
(2006年・若 松) | (2007年・桐 生) | (2008年・蒲 郡) | (2009年・若 松) | (2010年・丸 亀) |
第16回 佐々木康幸 | 第17回 井口 佳典 | 第18回 松井 繁 | 第19回 吉田 拡郎 | 第20回 石野 貴之 |
(2011年・蒲 郡) | (2012年・尼 崎) | (2013年・若 松) | (2014年・丸 亀) | (2015年・三 国) |
第21回大会鳴 門優勝戦 2016年7月18日(祝)・第12レース
鳴門のSGに出たかった /////////////////////
「鳴門のスタンド改修とSG開催は、もっと早くにやって欲しかったですね。私が現役のときに開催して欲しかった。引退して17年になるけど、20年前くらい前、もっと言えば私が絶好調の頃に、鳴門でSGが開催されていたらと思います。
ただ、一番悔しいのは現役の地元選手でしょう。せっかく鳴門でSGが開催されるのに出場権を獲れなかった田村隆信、興津藍、市橋卓士が一番、悔しい思いをしていると思います」
昔の鳴門はインが強かった ///////////////////
「22期は徳島の選手が4人いたので、私のデビュー戦は丸亀でした。それもあって、やっぱり鳴門で初めてGIを勝ったとき(1975年・四国地区選)が一番の思い出です。26歳のときで、デビューから9年も掛かってしまいました。
私が走っていたのは1マークのバック側が拡張される前でしたが、そんなに狭いと感じたことはありません。出足が強い標準型モーターを使っていたこともあって、当時の鳴門はインの強いレース場でした」
鳴門は奇数コースが攻める ////////////////////////////////////////////////////
「鳴門のインが弱くなったのは、1マークのバック側が拡張されたことと、プロペラ制度が変わったことによる影響でしょう。2年間の休催に入る前からの傾向です。出力低減機になってからは、奇数コースが攻めるパターンの多い印象ですね。6月の63周年でも波乱決着になっていました。
以前は2マーク側にも建物があったけど、新スタンドはコンパクトで、2マーク側の建物がなくなっています。夏の南風がどのような影響を与えるのかはわかりませんが、そこが風の通り道になりそうです」
選手は田中信一郎、モーターは「12」 /////////////////////////////////////////////
「今回のオーシャンカップ出場メンバーを見渡すと、鳴門実績ではGIを4 回優勝している松井繁(大阪)が群を抜いているんですけどねぇ・・・。6月の63周年でFをしたので少し評価が下がります。鳴門実績と最近の調子を考えると田中信一郎(大阪)が一番ですね。2番手は63周年で結果を出した菊地孝平(静岡)、そして篠崎元志(福岡)です。菊地は周年で0台スタートを連発していました。
坪井康晴(静岡)と井口佳典(三重)は制度の変更に強く、対応力のある選手です。出力低減機になって坪井は結果を出しました。井口もそろそろ楽しみです。尼崎オールスターで平本真之(愛知)が作った流れに乗って、ニューヒーロー誕生にも期待したいですね。
モーターは、63周年で優出した「12(山崎裕司)」の出方が凄かった。「68」も周年で松井が使用して伸びていましたね。回り足なら「84(片岡雅裕)」を挙げます。
63周年の予選期間中の1コース1着率は37.5%、2コースは26.7%でした。2コースの活躍が目立っていました。鳴門はインばっかりではなく、どこからでも勝負になるレース場です」