SGグランプリシリーズ総展望
SGグランプリシリーズ総展望
吉井 豊●『スポーツ報知』
GP出場逃した山口、丸野が奮起
賞金ランク18位以内に入れずグランプリに出場できなかった面々による争い。11月の下関チャレンジC不出場、賞金19位で次点に泣いた山口剛(広島)ら初日10Rの「シリーズ特別戦」組が有利に進めそう。
山口は昨年、グランプリに出場するもTR1st初戦でいきなり転覆。シリーズ回りになってFと、散々な結果だった。今年6月の当地68周年でも予選トップ通過を決めながら4日目第12Rの一般戦で妨害失格し帰郷。住之江では悔しい思いが続いているだけに、雪辱Vを目指して臨む。
丸野一樹(滋賀)も山口と同じくチャレンジC不出場で賞金の上積みができず、18位から20位に後退して無念のシリーズ回りとなった。9月の徳山周年、10月の浜名湖周年を連覇した勢いでSG初制覇に挑む。
末永、吉田、宮之原がSG初Vへ
引いたモーターの出方にもよるが、初出場の若手レーサーの台頭もありそうだ。昨年の若松・九州地区選でGI初優勝を飾った末永和也(佐賀)や、11月に丸亀周年で
GIウイナーの仲間入りを果たしたばかりの吉田裕平(愛知)、今年3月の戸田クラシックで優出3着の宮之原輝紀(東京)の初出場Vの期待も十分だ。
ただし、開催3日目から“TR1stの脱落組”が加わる。2連率上位モーターを手にしての参戦で一気に混戦ムードになるだろう。