住之江のコース&モーター

住之江コース&モーター

今年で32回目を迎える「SGグランプリ」。そのうち、なんと27回が住之江で開催されてきた。まさに住之江を制する者が1億円バトルを制するという構図になっている。

その住之江の水面だが、プール型で夏は向かい風、秋・冬は追い風が多いが、強風になることは極まれで、ほとんどが穏やかな水面コンディションの中でレースが行われている。ただ工業用水が混ざった淡水なので、不純物が少なく水が硬い。それが住之江特有の“乗りにくさ”を生み出し、多くの選手を苦しめている。そのため住之江を得意とする選手と苦手な選手との成績の違いは明らか。やはり地元勢や水面実績のある選手が舟券の狙い目となる。

そして、モータースポーツである以上、選手の技量以上に重要なのが“モーター”だ。現在、使用されているモーターは3月11日が初下ろしで約9ヵ月が経過している。そして10月8日から温水パイプが装着されており、多少のパワー変化も起きている。

そんななか、初下ろしからずっと上位の動きをキープしているのが、エース12だ。特に温水パイプが着いてからの足は強烈の一言。11月に上條嘉嗣が節の途中で新ペラに交換したが、変わらず動きは◎。あとは810、そしてベスト6入りはならなかったが39にも警戒が必要だろう。