「グランプリに出場することは毎年の目標です。今年はオールスター、グラチャンとSGを続けて獲れて、GIでも優勝できました。早めにグランプリ出場を確定させることができたので、残りの期間を比較的ゆっくり過ごせましたね。
　住之江は迷惑もかけているけど、好きなレース場です。プロペラの方向性が掴めれば問題ないと思います。まずはトライアルをクリアすることですね。最後の6人に残れるように頑張ります」

「11月がF休みだったことを考えれば、2位で出場できることは大きいですね。特別なことはしません。気持ちの準備と徹底した体調管理だけです。
　今回で3回目の出場なので、雰囲気はある程度わかっています。シリーズに支部の仲間がたくさんいるのも心強いです。何より福岡のファンの声援と盛り上がりは凄いですから、その期待に応えたい。植木（通彦）さん以来となる黄金のヘルメットを、福岡に持ち帰りたいですね」

「自分には『強くなりたい』という貪欲さが足りないと感じて、昨年の夏頃から精神面の強化に取り組んできました。今年はSGも獲れましたし、優勝戦にもコンスタントに乗れて、良い1年だったと思います。
　モーターは素性なりにパワーは引き出せていると思いますが、住之江では最近良くないんですよ...。色々と試しているところなので、それが実ればいいなと。
　グランプリですか？ 黄金のヘルメットをかぶりたい！ それだけです！」

「SGを獲れたということで特別な1年になりましたね。SG優勝はまぐれだったと言われんように頑張らなあかんなとは思いますが、自分のキャラクターは変えたくない（笑）。
　グランプリは全部が優勝戦みたいなレースになりますけど、僕は普通に、自分のレースをするだけです。モーターが互角なら、調整力以外は負けないという自負もあります。負けて元々と思っていますし、僕が一番気楽に行けるんじゃないですか」

「今年はクラシックで優勝できたけど、大村周年のFが悔やまれますね。自分を潰してしまった部分もあったので、良くもあり、悪くもありの1年だったと思います。
　住之江はあまり走っていませんが、淡水は好きですし、苦手意識は持っていないですよ。用心して回らなきゃいけないところもありますけど、思い切ってレースしたいです。昨年はシリーズ回りになってしまいました。今年のグランプリは"獲り"に行きたいと思っています」

「今年はやや課題の残る1年でしたかね。大きなところで結果を残せなかったですし、Fも多かったですから。でも、地元の桐生周年を優勝することができたこと、賞金6位以内でグランプリを迎えられたという点に関しては評価しています。
　グランプリ出場1年目は何も知らずに行けました。2回目の昨年は、現実が見えてきました。そして3回目の今年は、少しずつ"優勝"が現実味を帯びてきていると思っています」