マスターズ戦士の"心意気"がびわこで弾ける！
地元の山田に水面巧者の烏野ら"新人"が躍動！

「面白いボートレースが観たい」とお嘆きのみなさん、集まってください！　いよいよ日本一、いや世界一面白いボートレース、マスターズが始まるよ！

何が面白いって、初日のドリーム戦のコース争いから熾烈を極めること必至で、スリット通過前にもうレースを見届けた気分になるかも。もちろんドリーム戦だけでなく、目移りしてしまい狙いが絞れないレースが次から次へと続くに違いない。なぜって、ここは"びわこ"だから。

3年前のびわこマスターズでは6日間で「逃げ」による決着が26回。これでも特別戦では少ないほうだが、イン逃げが増大する最終日を除いた5日間だと「逃げ」はわずか18回で、2回しか決まらなかった日が2日（3日目と5日目）もあった。びわこでも、周年記念や秩父宮妃記念杯では突如インが無敵になったりもするが、今回はやはり3年前の大会と同様にイン受難となりそうだ。理由は、マスターズ戦士の"心意気"がそうさせるからだ。

名高いイン屋が捲りを連発するのがマスターズである。西島義則（広島）だって大嶋一也（愛知）だってバンバン捲ってくる。3年前の当地大会で優勝した江口晃生（群馬）も準優勝の日高逸子（福岡）も予選では捲りで白星を挙げた。もちろん捲り屋の熊谷直樹（東京）や西山昇一（愛知）も楽しみだし、北川幸典（広島）も近況活発だ。今村豊（山口）も今村暢孝（福岡）も当地の走り方を熟知している。いや、それなら地元の山田豊（滋賀）だが、それに匹敵するのが烏野賢太（徳島）だ。なにしろ当地SG、GIダブル覇者だ。この烏野を筆頭に川崎智幸（岡山）、高橋勲（東京）、野長瀬正孝（静岡）と、今年もイキの良い"新人"から目が離せない。

びわこファンには穴党が多い。"初組"では、生方厚成（群馬）と当地周年覇者の山一鉄也（福岡）の強攻派がおススメで、あとは4人全員が当地優勝の実績を持つ女子絡みで高配当をゲットしよう。