PGI第6回BBCトーナメントの見どころ

※登録第4320号峰竜太選手(佐賀支部)は公傷の為欠場となりました。予めご了承ください。

PGI第6回BBCトーナメントの見どころ

池口 伸也●『スポーツ報知』
前回覇者が大会連覇へ照準

グランプリを制した毒島誠(群馬)を筆頭に、昨年のビッグタイトルホルダーが集結したトーナメント制の短期決戦。しかも、選出順位上位者から内枠が与えられる。

選出順位最上位となる昨年大会の覇者・関浩哉(群馬)が断然優位に運べる。24年も地元桐生のヤングダービーで卒業Vを果たすなど存在感をアピール。1回戦から1号艇が与えられて、しっかり勝ち続けると準決勝までの1号艇は確約される。

ただし、優勝戦の枠番は着に関係なく抽選というのがこの大会の面白さ。シリーズもう一つの主役とも言える『アミダマシーン』がレーサーの命運を握っている。

池田馬場らトップ級が集結

スタンドのファンを沸かせるのは千両役者の峰竜太(佐賀)。縦横無尽に立ち回るスピード旋回はもちろん、モーターパワー不問で仕上げてくる調整手腕も活躍の礎だ。

常滑の『看板スターレーサー』池田浩二(愛知)、平本真之(愛知)、磯部誠(愛知)もしっかりと顔を揃える。中でも24年のグランプリ出場を逃した磯部はここで結果を出して25年の開幕ダッシュを決めたいところ。

22年の常滑・SGダービーを制したのが馬場貴也(滋賀)。近年の常滑周年ウィナーに名を連ねる土屋智則(群馬)、山口剛(広島)、濱野谷憲吾(東京)、23年の当地GIダイヤモンドCを制した新開航(福岡)らも良いイメージをもってシリーズに臨む。

若きGI覇者吉田が地元GIVへ

飛躍の期待は吉田裕平(愛知)。昨年11月の丸亀・京極賞でようやくGIタイトルを獲得。ここでPGIもゲットして今年はSGVに照準を合わせる。

侮れないのは女子レーサー。当地の経験豊富な細川裕子(愛知)に、男子レーサーにも
ひけを取らない攻撃力を備える遠藤エミ(滋賀)、浜田亜理沙(埼玉)らが軽量も
味方にパワーレースを展開する。

モーターは使用2ヵ月で相場は流動的

モーターは昨年11月末に更新したばかりでまだ相場は流動的(12月1日時点)。それでも例年より機力差は大きくなりそうな印象。使い始めのGIIIで際立つ動きを見せた522345357、2節目にファイナルの内枠に陣取った67あたりは、出てくるようなら要注目機としたい。

PGI BBCトーナメント歴代優勝者
開催年 開催場 優勝者
第1回 2019年 平和島 田村 隆信(徳島)
第2回 2020年 若 松 寺田  祥(山口)
第3回 2021年 鳴 門 丸野 一樹(滋賀)
第4回 2023年 びわこ 松井  繁(大阪)
第5回 2024年 大 村 関  浩哉(群馬)
第6回大会 常 滑
優勝戦 2025年1月26日
モーター2連率ベスト10(2024年11月・使用開始~12月24日)
順位 モーター
番号
2連率 勝率 順位 モーター
番号
2連率 勝率
1 22 68.0% 7.44 5 46 50.0% 5.95
2 5 59.3% 7.22 7 39 47.6% 5.52
3 3 56.0% 6.76 8 34 45.8% 6.42
4 37 54.5% 6.68 8 57 45.8% 5.71
5 18 50.0% 6.32 10 6 44.8% 5.66

●常滑はチルト3度まで使用できます。