総展望

※登録第3897号白井英治選手(山口支部)及び登録第4344号新田雄史選手(三重支部)は、第29回グランドチャンピオン準優勝戦において選手責任事由によるスタート事故を起こしたため、標記競走へのあっせんが取り消しとなりました。予めご了承ください。

地元・池田がリード

常滑の大スター、池田浩二(愛知)が万全の態勢で強力遠征陣を迎え撃つ。1月の65周年は低調機を、4月の66周年ではワースト機を立て直し、ホームGI連覇。さらに5月のGW戦も圧倒的な強さを見せつけて優勝した。常滑は15節連続優出中で、昨年8月のお盆戦から4節連続優勝。極上ターンはもちろん、熟知した水面でスタート勘に寸分の狂いもない。SGでもライバルを圧倒する。

菊地孝平(静岡)が迫る。昨年は優勝ゼロながらグランプリへ駒を進め、3年連続のファイナリスト入り。今年は2月地元浜名湖でGI東海地区選を初制覇。4月下関、5月浜名湖GW戦で連続優勝。当地は2004年の51周年でGI初Vを飾ったメモリアルプールで、16年の63周年も制している。天性のスタート力とシビアな調整力を駆使し「夏男」が本領を発揮する。

峰竜太(佐賀)はドリーム戦1号艇からスピード全開の走りを披露する。昨年のMVPレーサーは今年も、唐津新春戦、芦屋GI周年と2連続優勝発進、近況も5月福岡SGオールスターで優出3着など実力を発揮している。


好調・吉川の快走続く

好調さでさらに上を行くのが吉川元浩(兵庫)。3月戸田クラシック、5月福岡オールスターと平成、令和と時代をまたぎSG連続制覇。的確なレース運びで序盤の賞金レースのトップを快走している。瓜生正義(福岡)は菊地同様に当地がGI初優勝水面(1998年45周年)で、4月66周年で優出したばかり。今大会も俊敏旋回で優勝争いは必至。太田和美(大阪)は常滑で13年に開催されたSGグラチャン優勝の実績が光る。オーシャンC連覇が懸かる毒島誠(群馬)をはじめ、白井英治(山口)、井口佳典(三重)、新田雄史(三重)、茅原悠紀(岡山)、桐生順平(埼玉)らドリーム戦以外の精鋭も強力。大会優勝3回を誇る石野貴之(大阪)の名も忘れてはならない。

SG初優勝狙う徳増、上條

常滑を舞台にSG初制覇への追い風を受けるのは徳増秀樹(静岡)、上條暢嵩(大阪)か。徳増は昨年2月のGI東海地区選で勝ち名乗りを上げた。上條も3月ルーキーS優勝など当地巧者。近況の上昇度が目を引く馬場貴也(滋賀)、岡崎恭裕(福岡)はともに2つ目のビッグタイトル獲得に照準を合わせる。

赤岩善生(愛知)、平本真之(愛知)に、SG初出場となる河村了(愛知)の地元愛知勢も優勝戦線生き残りを目指す。

SGオーシャンカップ 歴代優勝者
開催年 開催場 優勝者
第1回 1996年 住之江 野中 和夫
第2回 1997年 平和島 熊谷 直樹
第3回 1998年 三国 松井  繁
第4回 1999年 若松 田頭  実
第5回 2000年 宮島 西島 義則
第6回 2001年 尼崎 石田 政吾
第7回 2002年 若松 植木 通彦
第8回 2003年 蒲郡 辻  栄蔵
第9回 2004年 若松 田村 隆信
第10回 2005年 桐生 江口 晃生
第11回 2006年 若松 松井  繁
第12回 2007年 桐生 魚谷 智之
第13回 2008年 蒲郡 松井  繁
開催年 開催場 優勝者
第14回 2009年 若松 菊地 孝平
第15回 2010年 丸亀 石野 貴之
第16回 2011年 蒲郡 佐々木康幸
第17回 2012年 尼崎 井口 佳典
第18回 2013年 若松 松井  繁
第19回 2014年 丸亀 吉田 拡郎
第20回 2015年 三国 石野 貴之
第21回 2016年 鳴門 石野 貴之
第22回 2017年 丸亀 峰  竜太
第23回 2018年 若松 毒島  誠
第24回大会とこなめ
優勝戦2019年7月15日(祝)第12レース