超舟券術
歴史に残る菊地の"すごさ"!
今年のダービーは話題が盛りだくさん。まずは記録面では「年間SG優勝3回」のタイ記録に挑む菊地孝平(静岡)、今村豊(山口)が挑む「最年長SG優勝」、さらに瓜生正義(福岡)が挑戦する前人未踏の「6年連続SG優勝」。
記録面以外での最大の注目は、篠崎元志(福岡)のSG復帰だろう。ただ、篠崎の名前を出すと、どうしても峰竜太(佐賀)も出さないわけにはいかない。私のなかで"峰・篠崎元2強説"は1年以上前からできている。あとはタイミングだと思っていたが、昨夏の若松オーシャンで峰が優勝をつかみ損ねると、続く丸亀メモリアルでは篠崎が優勝戦Fと、なんともまずいタイミングになってしまった。
峰にとっては篠崎が戻ってくる前にSGを1つでも獲っておきたかったところだが、いかにSGで優勝するのが難しいか、この1年で峰も思い知ったはず。そうでなければ命がけで挑戦する意味がない。そんななかで福岡オールスターと浜名湖グラチャンでSG連覇をやってのけた菊地の、あらゆる意味での"すごさ"は歴史に残るものだ。
ダービーはダービー勝者から?
7月の丸亀オーシャンは吉田拡郎(岡山)が、引き寄せた運をしっかりものにして優勝。SG3連覇に挑んだ菊地は準優で敗退したが、「引いたモーターが悪かった」と割り切れば再浮上は十分ある。年末までは菊地の最強オーラは剥げ落ちることはないはずだ。オーシャンでは瓜生、池田浩二(愛知)の"当代2強"も優出し存在感を示したが、この流れはこのダービーで生きてきそうだ。
ダービーの本場、イギリスには「ダービー馬はダービー馬から」という格言がある。ダービーを勝つのはダービー馬を父に持つ馬、つまり父子制覇が多いという意味なのだが、我らがボートレースダービーにも「ダービーはダービー勝者から」という格言が(私しか言わないが)ある。
現役レーサーだけでも、今村豊の2連覇をはじめ、山崎智也(群馬)、丸岡正典、そして昨年も格言どおり瓜生が2度目の優勝を飾った。今年この格言に挑戦するのは、松井繁(大阪)、太田和美(大阪)、魚谷智之(兵庫)の近畿勢に池田の4人。う~ん。1人に絞るなら、やっぱ池田かな。