真夏の蒲郡で輝く! !
主役はやっぱり峰竜太
優勝候補の筆頭はボート界の一番星・峰竜太(佐賀)だ。今年は若松オールスターを制して新たなタイトルをゲット。児島グラチャン、芦屋オーシャンCでも優出を果たして高次元のレベルで安定。ただ、蒲郡は未制覇の水面。大舞台で鬼門克服なるか。
ナイターSGV6の夜王・毒島誠(群馬)の存在感も際立つ。夜の調整はお手の物。通算V3の当大会でド迫力の走りを見せる。地元のエースは池田浩二(愛知)。GI準優でのフライングで今年前半はGI・GII斡旋停止となったが、グラチャン、オーシャンCではいずれも準優に進出して3着。優出まであと一歩も、実力は健在。勝手知る水面で最高の輝きを放つ。
注目株はオーシャンCで14年ぶりにSGを制した濱野谷憲吾(東京)。復権した東都のエースが、6月周年で優出した舞台で牙をむく。グラチャンで7年半ぶりにSGを制した前本泰和(広島)の巧腕も必見。攻撃力屈指の白井英治(山口)、快速王子・湯川浩司(大阪)、グランプリ覇者の石野貴之(大阪)、スピードターン光る桐生順平(埼玉)の台頭も十分だ。
夏の蒲郡はイン1着率がさらに上昇
全国でも有数の広さを誇る蒲郡。インの強さは際立つが、センターからの捲りや捲り差しも決まり、決まり手は多彩。夏場はホーム横風や追い風が吹く影響で、インの1着率は格段に上がっている。内枠が強くなる傾向で、2コースの2着率も目立っている。
決まり手が多彩なだけあって、3コースの2着率や4コースの3着率も高い。3連単としては123、134、142、124の出現率が高い。
エース級の力秘める57に注目
モーター相場としては、初下ろしから毎回好仕上がりになっている69号機に注目。5月谷川里江が節イチ級の伸びを見せたように、ストレートの威力には定評がある。初下ろしから安定した成績を残しているのは62号機。5月岩瀬裕亮、続く大橋純一郎はいずれもトップ級の仕上がり。近況も水準以上の足に。74号機は6月66周年のVモーター。平本真之が俊敏なレース足に仕上げ、その後の池田浩美も軽快。ただ近況は気配一息で、若干トーンダウンか。
近況の上昇度ピカイチは57号機。初下ろしの5月平見真彦で優出、続く仲口博崇は出足、伸び、回り足と3拍子揃った仕上がりで優勝と元々素性は良い。6月高田ひかるは節イチ級の伸びを誇り、7月高山秀雄はトップ級のレース足。気温が上がりさらにパワーアップし、エース級の力を秘める。
パワー保証! 要注目モーター
57 号機 2連率49.1%(3位) 出足◎ 伸び◎ 回り足◎初下ろしから高いレベルで安定。特出すべきは6月高田ひかるで、展示タイムでは6秒49を計測するなど超抜級の伸びを誇った。その後の高山秀雄はトップ級の実戦足に。全体的に力強くエース級の力。
引いたら危険!? 要注意モーター
11 号機 2連率33.3%(28位) 出足△ 伸び○ 回り足○6月周年では中島孝平、7月には都築正治、井口佳典とのタッグも、いずれも平凡な仕上がりに。一流の乗り手でもモーターに力強さがなく、特出すべきところもない。トップ級とは明らかに差がある。
モーター2連率ベスト10(2021年5月・使用開始~7月22日)
| 順位 | モーター番号 | 2連率 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 62 | 60.0% | 6.63 |
| 2 | 55 | 50.9% | 6.22 |
| 3 | 57 | 49.1% | 6.18 |
| 4 | 69 | 46.8% | 6.02 |
| 5 | 65 | 46.7% | 5.97 |
| 順位 | モーター番号 | 2連率 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 6 | 16 | 45.9% | 5.79 |
| 7 | 36 | 45.3% | 5.95 |
| 8 | 34 | 45.1% | 5.88 |
| 9 | 24 | 44.2% | 6.17 |
| 10 | 26 | 44.0% | 6.22 |
●蒲郡はチルト3度まで使用できます。