レーサーチェック


「マンスリーBOAT RACE」編集長 鈴木隆史の レーサー チェック ちぇっく Check 人気必至!2選手 買い & 外し のシグナル!
3622 (群馬) 山崎 智也

捲り勝ちが増えてリズムアップ!

3622(群馬)

山崎 智也

買いのシグナル 捲り決着が非常に多いのが目につく。前期の山崎は、イン逃げと抜き以外の決まり手で勝利したレースが23回あるが、そのうち捲りで1着を飾ったのは15回である。いかに握りマイを敢行しているのかが伝わるデータである。コース別にチェックをすれば、捲りが多いのは2コースと4コースだ。特に2コース捲りが決まったときは、人気の1枠艇が舟券から消えるので高配当が期待できる。
外しのシグナル 4月の桐生一般戦、山崎は節間で5回の1枠イン戦を経験した。勝利したのは3回だ。敗れた2度のイン戦は、センター艇に捲られている。3月の浜名湖GIIでインから敗れたときは、3コース艇に捲られ、4コース艇が差し切って勝利したレースだった。山崎の1コース1着率は、前期の数字では67%もあるのだが、準優や優勝戦といった目立ったレースで勝ち切れていないことが、信頼感を抱かせない原因だろう。そして敗れたときの内容はとても似ている。

■全国最近2節成績
14年 5月 津 GI・周年 5 4 5 2 1 4 1 2 3
14年 4月 桐 生 一般競走 1 1 1 1 3 2 2 1 3 1 1
■浜名湖前回成績
14年 3月 GII・MB大賞 1 3 3 4 2 3 4 3 2
4024 (三重) 井口 佳典

人気になればなるほど強さ発揮!

4024(三重)

井口 佳典

買いのシグナル 今年の走り始めは戸田の一般戦だった。F休みを消化して臨んだシリーズで、井口は人気を集めながら勝ち切れないレースを続けた。だが、その後の足取りは軽快で、1番人気に支持されたときには21戦16勝の数字が残っている。1枠1番人気で敗れたのはたった1回だ。苦手な2コース戦はさておき、人気を集めたときの井口は高い確率で勝利している。
外しのシグナル 今年、4月の大村周年までのデータでは、2コースからの勝利は1度もない。最後に2コースから1着になったのは、昨年11月に津で開催されたチャレンジカップのときである。この偏向的なデータは、今年が特別なことではなく、井口は2コースで勝利する率が非常に少ない選手と判断できる。
 2、3着のゴールでも、3、4コースと比較すると低い数字が残っているだけに、井口が2コースのときは、舟券の対象から外すのも面白いだろう。

■全国最近2節成績
14年 4月 大 村 GI・周年 2 2 3 4 1 1 3
14年 3月 平和島 タイトル 1 6 2 5 1 1 1 3 5 4 1
■浜名湖前回成績
12年 5月 SG・オールスター 2 1 3 2 1 1 1 1
高配当期待!6選手買いのシグナル
3996 (群馬) 秋山 直之

外枠時の追い上げに高配当期待!

3996(群馬)

秋山 直之

前期は期の初っぱなにFを抱え込んだ。前期の勝利内訳に、捲り決着がなかったのは、それが原因だろう。もともとスタート勝負を仕掛けるレーサーではない。スタートよりもコーナースピードで結果を残してきた。だから、今回も先行運びを望む必要はない。「僕は2、3着選手」と本人が証言するように、そんな買い目が正解なのだろうが、配当に期待するなら1着狙いも十分面白い。

■全国最近2節成績
14年 5月 桐 生 タイトル 2 2 失 1 1 1 1 3 1 2
14年 4月 浜名湖 タイトル 5 3 2 2 3 3 3 2 1
■浜名湖前回成績
14年 4月 タイトル 5 3 2 2 3 3 3 2 1
4101 (佐賀) 三井所尊春

センターから伸びて差し抜ける!

4101(佐賀)

三井所尊春

このところの三井所は、周回展示で1番時計を計時するケースが非常に目立つ。伸び足を仕上げているからこその結果だろう。ただし、スタート勝負はしていないから、先陣を切って攻めるようなレースではない。差して、あるいは捲り差しで抜け出し、直線で足を伸ばすのだ。前期のデータでは3、4コースからの差し抜けが目についた。先マイをした内側の艇が2、3着に残すパターンである。

■全国最近2節成績
14年 5月 唐 津 タイトル 2 2 1 1 1 2 1 3 1 2
14年 4月 大 村 タイトル 4 5 1 2 2 1 1 3 1 1
■浜名湖前回成績
14年 2月 タイトル 1 2 1 1 2 2 5 4 1 1
4166 (岡山) 吉田 拡郎

2コース差し&カド捲りで勝負!

4166(岡山)

吉田 拡郎

4月の大村周年でGI初優勝を飾った吉田だが、実は3コースの1着率が低い。前々期まで記録をたどっても、3コース戦では勝ち切れないケースが目につく。狙い目はカド4コースと、2コースである。イン戦は信頼すれば良いのだが、高配当を望めないだけに、舟券は2コース差しと4カド捲りに絞りたい。4月の児島GIIでも、大村周年でもこの決まり手で勝利している。吉田の1着舟券は、1、2、4コースだ。

■全国最近2節成績
14年 5月 児 島 タイトル 2 4 4 1 2 4 1 5 2 5
14年 4月 児 島 GII・MB大賞 1 4 4 1 5 6 1 1 2
■浜名湖前回成績
13年 4月 タイトル 3 5 1 2 1 1 1 3 1 2
4311 (大阪) 岡村  仁

差し主体のレースで高配当貢献!

4311(大阪)

岡村  仁

スロー発進でもダッシュ戦でも、早い飛び出しでスリットを通過するが、捲りよりも差しを選択するケースが非常に多い。この戦法を把握しておけば、舟券の狙いどきは見つかるし、抜け出したときの相手艇も絞りやすい。岡村の内側に捲り艇がいる場合がチャンスであり、2着には岡村の内側艇が有力だ。もちろん差しが届かなければ2、3着も十分にあるのだから、機力評価をすることで、1着狙いか、2、3着狙いかを判断すれば良い。

■全国最近2節成績
14年 5月 津 GI・周年 4 4 3 4 3 3 2 3 失
14年 4月 三 国 一般競走 4 5 1 5 1 4 2 3 1 2
■浜名湖前回成績
13年 9月 タイトル 1 4 1 5 3 6 1 5
4370 (岡山) 山口 達也

カドから破壊力抜群の全速捲り!

4370(岡山)

山口 達也

前期は捲り差しの決着が少なかった。捲りか差しである。児島GIIやびわこ周年では6コース捲りを決めているのも魅力的だ。スタートタイミングよりも、アジャストせずに全速スリットを心がけているレーススタイルが、この大技を成功させた理由だろう。広大な浜名湖水面で大外捲りの成功を望むのは酷かもしれないが、カド発進からの捲りなら期待はかけられる。尼崎クラシック5日目にも、4コースから捲りを決めて高配当だった。

■全国最近2節成績
14年 5月 児 島 タイトル 4 1 3 3 6 3 2 3 4 3 6
14年 4月 児 島 GII・MB大賞 4 1 5 2 3 2 2 3
■浜名湖前回成績
13年 8月 タイトル 3 3 4 1 1 3 2 6
4418 (岡山) 茅原 悠紀

カドの捲りに乗って差し抜ける!

4418(岡山)

茅原 悠紀

年末の賞金王シリーズで優出をした。機力が整えば大敗をしないレースぶりが頼もしいレーサーだ。スタートも的確だが、それ以上に道中での位置取りの巧さを評価する声が大きい。前期のイン戦データは23戦21勝と高く、1、3、4コースでは3連率が80%を超えている。基本的には1コースを信頼して、センター枠で2、3着という王道舟券だが、高配当を夢見るなら4カド艇の捲りに乗って差し切る5コース戦だ。

■全国最近2節成績
14年 5月 児 島 タイトル 1 2 1 1 1 1 1 2 1 1
14年 4月 児 島 GII・MB大賞 3 1 5 1 4 4 2 1 1
■浜名湖前回成績
14年 1月 GI・周年 1 3 4 3 2 4 5 1 1