多摩川は調整が難しい
「多摩川は静水面と言われれば静水面なんですけど、それは先頭を走っていればの場合です。淡水で硬めの水質なので、道中を走っていると引き波に影響されるし、体重の軽い女子選手だと弾かれたりしやすい。冬場はエンジンもパワーが出るし、風が吹いたりすると水面がザワザワして途端に乗れなくなるので、その辺りを踏まえての調整が大事になってきます。
どこまで調整に正解を出せるか難しいし、スタートも難しいレース場です。追い風が吹くとスタートが難しいので、それをわかっている人は控えるし、逆にフライングしてしまうかもしれない。南風が吹くとスタートが届かなくなるので、ダッシュ勢にチャンスが生まれてきます」
ボートにも注目を
「10月の69周年に出場した時は、誰のモーターが特別良かったとかはありませんでした。整備で劇的に良くなることはないし、素性が良いのを引けるかが鍵になってきますね。
また、ボートに注目して良いかも。優出した池田浩二選手が80番に感謝しきりだったので。周年後に温水パイプがついたので、ついてからの良し悪しも見てもらったほうが良いと思います」