ダービーはSG初優勝の多い大会

勝率上位者に出場権利が与えられる今大会は、SG常連組に混ざり一般戦で勝率を稼いだ、いわゆる「一般戦の鬼」も多数参戦する。そのため格という面では差があるものの、過去には伏兵視された選手が下克上的に躍進する現象も度々発生、紐解くとSG初戴冠というドラマを多く演出してきた大会でもある。

当地グランプリ覇者・峰がV筆頭

主役として期待される峰竜太（佐賀）は、今年も賞金レースを牽引中。昨年、当地で開催されたグランプリ参戦の際は水面に不慣れな点を指摘されたが、最終的には快速に仕上げ、決定戦では超人的なスタートも披露。不安視する声を一掃し頂点に立った。今大会もV候補の最右翼として名前が挙がる。

今年前半はVラッシュで脚光を浴びた桐生順平（埼玉）も9月桐生周年を制し再びペースアップ。峰とは対照的に、参戦数の多い当地でその利を活かすようだと怖い。

地元・濱野谷の凱旋Vなるか！？

今年のSGロードでは登録3000番台のベテランが活躍し復活を印象づけたが、久々のSG制覇で話題をさらった濱野谷憲吾（東京）、原田幸哉（長崎）、前本泰和（広島）らには勢いがあり、再び台風の目と化す可能性がある。

濱野谷は芦屋オーシャンCで約14年ぶりとなるSGVを成し遂げ、その後もSG・GIで優出を続けるなどして好調を維持。近年に限ると地元・平和島での記念では予選落ちも多かっただけに、凱旋レースで面目一新なるか、この点についても注目度は高い。

SGボートレースダービー 歴代優勝者