総展望

当地ドル箱長嶋、勝率トップ中谷が初のタイトル獲得へ!
レディースC連覇狙う小野、地元松本土屋も快走必至!

女子の実力No.1を決するGIレディースチャンピオンが7月31日、桐生にて初日を迎える。「女子王座」の頃から数えて32回目にして、桐生では初開催となる。優勝候補の筆頭に挙げるのは長嶋万記(静岡)。昨年12月の周年こそ予選落ちしたが、それまで当地では3連続Vを含めて5連続優出という、ド派手な実績を誇る。クイーンズクライマックス、レディースチャンピオン、レディースチャレンジカップ、レディースオールスターなど、大きなタイトルに未だ手が届いていない長嶋にとって、ドル箱である桐生での開催は最大のチャンスといえる。

中谷朋子(兵庫)も無冠返上に燃える1人だ。18年後期適用勝率7.51は52名中トップ。今年V4を挙げて今期勝率も8点台に迫る勢いだ(7月1日現在)。約2年ぶりの桐生だが問題はないだろう。小野生奈(福岡)も桐生は久々となるが、こちらはタイトル連覇を懸けての戦い。内寄り速攻はもちろん、アウトからの過激な走りで水面を攻略する。実力は評価したいが細川裕子(愛知)は桐生では準優が高いハードルになっている。同じ愛知支部なら大瀧明日香(愛知)や、桐生でのモーター出しに自信を持つ谷川里江(愛知)のほうが結果を残している。

遠征勢を迎え撃つのが松本晶恵(群馬)。今年の優勝は1回のみだが、5月のSGオールスターで準優出を果たすなど、もはや女子戦には欠かせない存在だ。16年平和島クイーンズクライマックス以来の大花火を、地元プールでブチあげたいところだ。

ながらく群馬支部女子ワントップで奮闘してきた松本に、今年は心強い盟友がいる。6期先輩の土屋千明(群馬)だ。桐生では松本以上にモーターを出すことの多い土屋は、通算30回目の優出にして5月、当地オールレディースで悲願だったデビュー初優勝を達成。地元での華々しい舞台を2人で戦える松本と土屋に、いつも以上の活躍、快走を期待したい。

プレミアムGIレディースチャンピオン 歴代優勝者(第13回からGI)

開催年 開催場 優勝者
第1回 1987年 浜名湖 鈴木 弓子
第2回 1989年 多摩川 日高 逸子
第3回 1990年 多摩川 鵜飼菜穂子
第4回 1991年 蒲 郡 鵜飼菜穂子
第5回 1992年 戸 田 鵜飼菜穂子
第6回 1993年 多摩川 佐藤 正子
第7回 1994年 浜名湖 谷川 里江
第8回 1995年 多摩川 谷川 里江
第9回 1996年 戸 田 山川美由紀
第10回 1997年 蒲 郡 渡邊 博子
第11回 1998年 三 国 西村めぐみ
第12回 1999年 尼 崎 横西 奏恵
第13回 2000年 丸 亀 柳澤 千春
第14回 2001年 多摩川 山川美由紀
第15回 2002年 徳 山 岩崎 芳美
第16回 2003年 芦 屋 西村めぐみ
第17回 2004年 多摩川 海野ゆかり
開催年 開催場 優勝者
第18回 2005年 大 村 日高 逸子
第19回 2006年 浜名湖 横西 奏恵
第20回 2007年 徳 山 寺田 千恵
第21回 2008年  津  横西 奏恵
第22回 2009年 尼 崎 新田 芳美
第23回 2010年 下 関 寺田 千恵
第24回 2011年 三 国 田口 節子
第25回 2012年 多摩川 田口 節子
第26回 2012年 若 松 山川美由紀
第27回 2013年 鳴 門 金田 幸子
第28回 2014年 三 国 水口 由紀
第29回 2015年 丸 亀 滝川真由子
第30回 2016年  津  海野ゆかり
第31回 2017年 芦 屋 小野 生奈
 
2018年 第32回大会桐 生
優勝戦 8月5日(日)・第12レース